こんにちは。
ミスターマンダリンコンテストに参加中の中邨祐貴です!
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語学勉強をされている方は、目下の目標として「語学検定」を設定されている方が
多いかと思います。
学習者が最も多い語学である英語の場合、「TOEIC〇〇点」などですね!
中国語学習者の場合で言うと、HSK〇級、中検〇級、っといったところでしょうか?
ぼくも中国語初学者の頃はHSK6級を先ずは目標として勉強していました。
毎日何時間も勉強し、周囲の勉強仲間とも勉強法を共有し、いかにして効率的に勉強を進められるかを
模索していました。
(ビジネスシーンで運用できるようなスピーキング・ライティング・リスニング力を身に着けるというのが
最終目的ではあります!!)
そんな僕が感じる中国語の検定との付き合い方について、今回は発信していきます。
中国語を勉強する目的は、
できるだけネイティブレベルに運用できるように(特にスピーキング)なること
多くの方はそう考えているのではないでしょうか。
この目的を達成するために中国語の検定をどう利用していけばよいのかをお伝えしていきます。
1.受検すべき中国語関連の検定は?
先ず、有名な中国語関連の検定として、「中国語検定(中検)」、「HSK」が思い浮かぶかと思います。
他にはスピーキング試験であるHSKK、ビジネス中国語(筆記)のBCTというものがあります。
ちなみに、中検以外は中国政府公認です!!
結論から言うと、中国政府公認のHSK、HSKK、BCTを受検すべきです!
特に、話せるようになりたいならばHSKKは必須!検定勉強自体から多くの学びがあります。
また、中国の就労ビザを取りたい場合、HSK6級を持っていると加点要素になるのでこちらもあった方が良いです。
BCTはというと、ビジネス表現を効率的に勉強できるので受検する価値ありです。
中検はなぜいらないかというと、一言でいうと「日本的なお受験」感が強いからです。
現実世界で使用しないマニアックな内容が多く、検定のためだけの勉強になることが多いからです。
もう既にペラペラで趣味として受検するならば良いと思いますが。。。
ということで中検は受検しなくて良い、と個人的に考えます!
<参考 各検定のリンク>
中検 http://www.chuken.gr.jp/
HSK https://www.hskj.jp
HSKK https://www.hskj.jp/level/s_beginner/
BCT https://www.bct.center/
2.ぼく自身の保有検定について
偉そうに語ってしまっている手前一応ぼく自身の成績を記載しておきますね。。。
前提:中国赴任と同時に0から勉強開始
資格:HSK4級・・8割
HSK5級・・9割
HSK6級・・7割
HSKK中級・・7割
HSKK高級・・6割5分
BCT高級・・9割
スピーキングを中心に勉強を進めていき、隙間時間で語彙を増やし、土日は中国人の友人と遊んだり、
新たなコミュニティに飛び込んだりして、環境に恵まれたこともあり9か月で上記を達成することができました!
試験勉強については、2週間前に過去問を数回分解く程度です。あくまでぼくはスピーキングに重きを置いていたので
試験のための勉強に時間を費やしたくなかったからです。
3.中国語関連の検定をどう利用するか
大事なことなのですが、検定に受かることが語学勉強の目的ではありません。
なので、試験のための勉強は程々にすべきだと考えます。
あらゆる試験がそうですが、実運用する際に役立たないことが多いからです。
とは言うものの、勉強のモチベ維持、習熟度の確認として語学検定は大変役に立ちます。
何事もやり始めは上記2要素をカバーすることが重要ですので、この視点で語学検定を利用するのです!!
ではどうやって利用していけばよいのでしょうか。
ぼくのおすすめの検定受検手順をお伝えします。
HSK3級→HSK4級→HSKK初級→HSK5級→HSKK中級→HSK6級→HSKK高級(→BCT高級)
※HSK2級以下は受けなくていいと思います。
あくまでスピーキングに重きを置いた学習をしつつ、試験日程が近づいたら対策をします。
ちなみにスピーキング学習というのは、口語表現を勉強するためのドラマ視聴なども含みます。
HSK5級までは比較的日常表現も多いので高得点を狙うのがよいかと思いますが、HSK6級は本当にマニアックなので
合格できればOK(6割で合格)です。
また、HSKK高級はスピーキング最難関の検定ではありますが、あくまで試験、そして面接官とキャッチボールする方式の
試験ではないのでそこまで神経質になる必要はありません。
以上が、ぼくの考える語学検定の利用法でした。
勿論、中国語関連の検定すべて受かったからと言ってペラペラになれるわけではありません。
英語でもそうですよね。TOEIC900超えても全然話せません。あくまで筆記試験なので。
(一方で、HSKKというスピーキング試験があるのは中国語の良い点ではあります。)
語学検定を片付けてからが、語学学習という長旅の真のスタートかなと個人的には思っております。
ぼくもまだまだ道半ばです。。共に頑張りましょう!!
再見
中邨祐貴