ミス・マンダリン2018準グランプリ 江原郁美インタビュー

− 今までの経歴を簡単に教えてください。

神奈川県平塚市出身で、中学1年生まで住んでいました。 中学2年生から高校卒業まで5年間、上海にあるインターナショナルスクールに留学しました。当時は学校の女子寮からからバスで15分くらいかけて通っていました。 2015年に卒業した後日本に帰国して、今は上智大学の学生です。

− 小さい頃は、将来何になりたいと思っていましたか。

小さい頃から芸能界に入りたいと思っていました。歌手かモデルになりたいと思っていました。

− お母さんが中国人であることで、つらい思いをしたことがあるそうですね。

小学生の頃、日本のマスコミで中国の悪いことだけ切り抜いたようなニュースがよく流れていて、学校でそれを理由にして母が中国人であることを周りにからかわれたのがとても嫌で、次第に母親のことを隠すようになったんです。

− そんな江原さんが、今は日中友好のために活動しているわけですが、なにかきっかけがあったんでしょうか。

きっかけは、やはり留学ですね。留学する事で中国の本質を見た気がしました。思ったよりずっと、中国には日本の文化が大好きな中国人がたくさんいたんです。私のルームメイトだった人も日本のアニメが好きで、それで日本にもよく遊びに来て、アニメの見過ぎで日本語が話せるようになったりして。 そんな日本に対して友好的な中国人たちを見て、ニュースの内容を鵜呑みにするだけじゃダメだな、と痛感したんです。

− 今後は日中友好のためにどんな活動をしていきたいですか。

これからは、日本と中国の架け橋となれるような人材に成長していきたいと思います。日本人も中国人もお互い勘違いしているんだよ、とただ伝えてるだけじゃ、誰にも何も伝わらないですから。 これからはもっともっと影響力をつけて、世界に対して発信していけるように、交流会やその他のイベントを通して日中友好大使としての責任を果たしていきたいです。

− ところで、お肌が本当にきれいですね。美しさを保つ秘訣があればぜひ教えてください。

もともと肌が弱いので、肌に優しいものを使うように心がけています。肌に優しいオーガニック化粧品を使ったり、38度以下のお湯で洗顔をするようにしたり、洗顔料やメイク落としを出来るだけ使用しないようにしたり。そんな些細な事で、こんなに変わるんだ!って思うくらい変わります。それから保湿をたまにするのは大切ですけど、やりすぎも禁物らしいです。 食事面では、バランスを考えて取るように心がけています。

− ミス・マンダリンに応募したのは何がきっかけですか。

もともと日中の架け橋として強い発信力を持って世界に訴えられる人材になるために躍起になっていました。その延長線上で、ミス・マンダリンの存在を知りました。ホームページを見てみると、まさに私がやりたいこととぴったり一致していたので、即座に応募を決めました。

− 受賞したことで何か変化はありましたか。

影で支えてくれる人々がいて、応援してくれる人々がいて、徐々に状況が変わってきたことを実感しています。一番は発言力を徐々に伸ばせているなということ。私の主張を聞いてくれる人ができた、ということ。これを見てくださっている人がいる、ということです。
2019年2月26日 インタビュー&編集:唐媛 東京都出身。日中通訳・翻訳者。得意分野は「医療」と「音楽」。 お問い合わせ、仕事のご依頼はjennie@gol.comまで。
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